21世紀に突入する2000年前後で、次の時代は『心の時代』と提言されていました。
20世紀では、ものが溢れ便利になり豊かになるかと思いきや
大気汚染などの環境の問題や
技術の発展からくる意外な不便さ
そして、AIに仕事を奪われるかもしれないと言う不安説など。
物理的に豊かになった世の中なのに
思いの外満たされず、『心』を豊かにするには
どうしたら良いだろうか?
そう考え始める「成熟期」のような時代と捉えたのでしょう。
女性の生き方も然り
電化製品の充実で家事が圧倒的に短縮、簡単になっても
それによってできた『時間』は
心の豊かさに繋がっているだろうか?
自給自足をしなくても
スーパーに行けば食材がなんでも揃う現代で
どれだけパーフェクトな食生活が
送れているだろうか?
生きる始まりは食べることなのに
それをどれだけ意識して自分に取り込めているだろう。
つまり、
人はどんなに物理的に豊かになっても
『心』を満たす思考や行動ができない。
何かにずっと囚われて
「やらなければ」「できなければ」と
次々と穴を埋めるように
欠けた部分を取り繕うように『せかせかと』
動き回ろうとしていませんか?
その代償が、
自分を後回しにする
自分を犠牲にしている生き方。
そんな人生を見直してみませんか?
粋な生き方研究家 澤居寿江(さわいとしえ)です。
ずっと忙しい、ずっと満たされない
私達は母親の体内から生まれてくるときに
これから成長して社会という大海原に向かうというのに
『生き方』を習わずにこの世に誕生してきます。
だから、
生まれた時から人生が「行き当たりばったり」
もちろん、親が育ててくれることは一般的ですが
その親も生まれたときに『生き方』を習っておらず
何十年か行き当たりばったりで生きてきたウンチクで
子供を育てています。
そこで多くは
人の目を気にし、人と自分を比較し
何のためかもよくわからない競争心を
無意識でも抱き
ずっと頑張って生きています。
・オネェちゃんなんだから・・・
・○○ちゃんはできてあなたはできない
・普通はもっと・・・
・みんながこうなんだから・・・
しかし、そもそも私達は
なんのために『生きている』のか
わからないまま生まれてきましたから
この頑張りはどこに向かっているのかも
わからずに人生を過ごしています。

女性の美意識と欲求
これまで生きてきた中で、
誰々には劣っていたくない
誰々より優れていたいなど
競争心を抱いたことはありませんか?
または、『憧れ』のように
モデルさんや女優さんなどの有名人のようになりたいと
真似をしてみたことはありませんか?
その結果
自分で自分を見失ってみたり
誰かと比べて劣等感で落ち込んでみたり
憧れの人に近づこうとしても
なかなか近づけない自分を嫌いになったり
本来美意識は女性が生きていく上で
とても大事なエッセンスであり
欲を満たそうとすることは
生きるエネルギーであるにも関わらず
それが返って『心』を貧しくさせてしまう。
欲を満たそうと思っても
次々と湧いてきて
欲を断ち切ろうとすれば
よりそれを意識してしまい
ずっと苦しい思いをしてしまいます。
苦しむための人生ではなく
私達は誰かの人生をなぞるわけではなく
誰かとの優劣で豊かになるわけではありません。
しかし多くは『相対の幸福』で
自分の豊かさを満たそうとします。
なぜなら、欲というのは生きてく間に
満たしたいと思うもので
それは人生においての『手段』です。
そもそもの『生きる目的』
人生の最期にどうなっていたいか?
そのゴールがない状態が
手段ばかりを手に入れても
満たされない理由だと考えます。
生まれてくる前に教わらなかった
行き当たりばったりで生きているからこそ
なかなか心が満たされない
その解決策である『生きる目的』を
見つけてみませんか?
粋な生き方のご提案です。